よく、悪夢を見る 大学院生活#44

生活様式が様変わりした。
ま、それもそうだよ。

1日、朝からやりたくない仕事や、やりたくない仕事や、やりたくない仕事で退勤時間を迎え。
それから映画を学ぶために学校に通ってた。

23時くらいに授業が終わり、それから終電まで飲んで。
走って終電に乗って、夜中の1時半くらいに家に帰る。
そして、翌朝6時に起きて。
それの繰り返しだった。
教員を辞める前の3年間は。

今は、バイトが6時から。
突然授業が入ることも考えて、バイトは9時までしか入れない。
何もない日はお家に帰ってこもる。
学校がある日はそのまま通学。

今まで、全然やったことないことも色々やっている。
まず第一にほぼほぼ毎日英語を話す。
決まったことしか言わないけれど。
たまに聞き取れなくって、他の人を呼んで。
あ、でもなんとなく言ってること、私、分かっていたのかも。
最近、ちょっとずつだけど、聞き取れるようになってきているらしい。

そして、中国語。
サボる日も多いけど。
サボってしまっても、またやり直せばいいし。

YouTubeを見ていると、全然知らない中国人のチャンネルがオススメされるようになってきた。

少しでも中国語に触れているって証拠なんだなと思う。

そして、映画やドラマを見ること。
これがなによりもの喜びだ。
だって、それが勉強なんだから。

しかも、全然興味がなかった昔の映画をよく見るようになった。
昔の映画って見ても面白くないって思ってたけど。

いやいや。
ちょー、泣いちゃうんですけど。
感動して、その日はその映画のことばっかり考えちゃうんですけど。

授業では、映画の裏の話とか、背景も聞けるし。
ちょー、面白い。

そして、あぁ、また編集のことを考えずに映画を見ちゃったよ。
映画に没頭しちゃったよ。
という日々だ。

教員だった頃は、ただただ流れていってしまう日々をこなすだけで。
忙殺していた。
「心を亡くして殺していくで、忙殺」
昔の人はうまいこと、考えるよな。
なんて、ことも考えられるようになった。

今は未来に対する不安がないというわけではないけれども。
楽しみで仕方がない。

私は何を作っていけるんだろう、と。

今年はちょっと忙しくなるはずだ。

体調管理、ちゃんとしていかなきゃな。

昨日は頭痛がひどくて1日動けなかった。
熱もないから、たぶん脱水していたんだろう。
そのくらい、バイト忙しかった。

でも、基本、楽しい。
バイト先で嫌なことがあってもなくても。
学校があってもなくても。
金銭的なことを考えることがあってもなくても。
楽しい。

しかし、その反面。
悪夢を見るようになった。

おどろおどろしいものに追いかけられたり。
幽霊が出てきたり。

だいぶ、怖いんですけど。
そう思える夢が多い。
寝汗、かくんですけど。

夢判断にハマる日々。

ただ、恐ろしい夢は逆に良いらしい。
その結果を見て、ホッとする。

最近、ホラー映画を見ても怖いと思わなくなってきた。
逆に笑っちゃう。
よ、待ってましたー!
っと心の中でエールを叫ぶほど、ホラーなシーンが出てきたらワクワクする。
ただ、周りの人が「ひぇー」とか、「きゃっ」とか言っているシーンに怖さは感じなくなってしまった。

残念だ。
ひじょーに残念だ。

私はホラーがほしいのだ。
あぁ、映画で良かった。
そう思えるような、心臓が萎縮するくらいの。
ゾワゾワゾワゾワって鳥肌が立つくらいの。
ホラーが欲しいのだ。

夢でよかった。
映画でよかった。

そう思える怖さはが欲しい。
現実には起きてほしくないけど。

新しいことに挑戦しようとすればするほど、怖い夢を見る。らしい。

良かったような、悪いような。だ。

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この記事を書いた人

元教師のビデオアンドフォトグラファー。北海道苫⼩牧市出⾝。2014 年あおもりムービーコンテスト知事賞受賞。教員を続ける傍ら、映画美学校初等科、⾼等科に通う。45歳にして東京藝術⼤学⼤学院映像研究科映画専攻編集領域に合格を機に教員を退職。2022年、同⼤学院を卒業する。現在、フリーで映像編集や映像制作、写真撮影を続けている。

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