きゃー! 変態!
え? 私?
私が変態?
いやいや、私なんてまだまだです。
というところなんですが。
今日はなぜ私が変態というにはおこがましいか、という話題です。
榊さんに言われたけれど・・・
私がとある写真教室に行っていた時の話です。
先生である榊さんに「変態」と言われたことがあります。
あ、私、教員歴長すぎて他の人が言う「先生」があまりにも軽すぎる!
なので、私は先生という言葉をあまり使いません。
大学院に行っていた時も教授にはさん付けです。
その榊さんに言われましたが、いや、私は違うでしょ!私、まだまだっす!っと。
その写真教室は強者だらけで。
いや、写ってないっしょ?
という光あたっているか当たっていないかのギリギリを攻めてくる人がいたり。
いや、明るすぎっしょ?
というギリギリの光を攻めてくる人がいたり。
なあに?このキラキラ写真は!
同じところから撮ってもこんなにキラキラ写真にならんのだが!
ってほどのキラキラ写真が撮れる人だったり。
わ〜お、ってほどのセクシー写真を撮る人だったり。
同じ場所で私が撮ってもそんな風にならんのだが!っというほど。
とにかくもうやばすぎる人たちが多すぎるところでした。
なんでそうなるの?という人が多すぎて。
私ってそんなに尖ったものを撮ったりしないし。
変態な人たち、すげーなって思ってました。
何年か経ってから榊さんに「変態だよね〜」と言われても、いやいや、まだまだです。
まだ攻め切ってないです、というところです。
私が写真を撮るとき
目線はいらない。
だからモデルさんを撮る撮影会ではわきからばかり写真を撮ります。
たまに目線をもらいますが。
目線、基本的にいらない。
でも、横を向きすぎて白目になりすぎるのもダメ。
「ゆっくり横を見て」
と指定して写真を撮るとき、たまーに目だけ先行する人がいます。
その時は目はそのまままっすぐ見てもらって顔を移動してっとやり直しをしてもらいます。
ちゃんとわかっているモデルさんにはそんな指示はいりません。
でも、サロンモデルをしている方は知らないのでそんな風に指示します。
もちろん、モデルさんじゃない方のアイコン写真を撮るときなどもそんな指示をします。
下から撮るのはNG。
鼻毛見えたら困るっしょ? って教えてもらいました😂
そんなところからもうちょっと演出を加えていきます。
「あそこの角にいるのは友達かな? やっと来たか? って感じで見ててください」
「いやーん、ちょー久しぶり〜って感じで友達がきたって感じであの木を見ていてください」
「餃子(好物)、さっきも食べたのに今晩も食べれちゃうんだって❤️」
「しゃーねーなって感じでカメラの奥をのぞいてください」
そんな写真を撮っているとめっちゃいい写真が撮れるんですよね。
「めっちゃいい! めっちゃかっこいい!(かわいい)」
って写真を撮っていると言いまくっちゃうんですよね。
そうすると、撮られている人はめちゃくちゃいい笑顔になっていきます。
「笑顔で」って言わなくても笑顔になる。
カメラマンは笑顔を持ってくる職業だなって思ってます。
基本的に2時間で800枚から1200枚は撮ります。
ちょっとの目線の違いでも印象が違ったりするからです。
もう手が!
写真を撮る手が止まらない!
そんな感じです。
それでも写真教室にいた時の強者たちには敵いません。
まだ攻めが足りませんなあ。
え? 私が写真を撮っているとき、笑っていて怖い?
いや、いい写真が撮れているときは笑うでしょ!
映画を作り始めたとき
映画は1秒24フレームで撮影されていきます。
1秒間に24枚の写真が並びますよ、ということで動いて見えているということになります。
長編を撮っていたとき。
監督とプロデューサーと3人での編集段階のとき。
ここ、もう少し黒みが欲しい。
と思って「2秒くらい黒み入れたいです」
と言った。
入れなくてもいいんじゃない?と言われたけれど、一回入れてみますってことで入れたんです。
ああ、いいんじゃない? いいね。
っと。
私はもう少し入れてもいい気がするなあ、と思いつつ。
ま、2人とも納得しているし。
いいか。と思ったんです。
でも、よくよくタイムラインを見ると私は2秒黒みを入れたつもりが2フレームでした😳
1/12秒しか黒みを入れてませんでした😂
なのに、全然違うように見えていて。
とってもいい感じになったんです。
いやー、お二人の判断力。
さすがっす!
私なんて、まだまだだなぁ。
そんな感じで思ってました。
しかもプロデューサーはとても耳が良くて。
ここ、なんか音が入ってますねって言われて。
え? 本当?
なんて何回か聞いても分からなくて。
なんとなーく編集してた映像をぼーっとみていたら音が入っていて。
本当だ!
入ってる。(やばい😳)
そんなことがあり。
いやー、すんごい人めっちゃいるんだなー。
もう、変態だよなって。
そんな人たちから見ると私は凡人なわけで。
いや、私はまだまだ変態には程遠いって思うんですよねー。
でも、入れようとしていないで入ってしまった黒みが一瞬入ったものは判別できるようになりました。
私が自分のことをちょっと変態かもと思うとき
とある配信系のドラマ撮影時に起きるデジタルエラーというのがあります。
一瞬小さい白い丸が映し出されます。
それを見つけるバイトをしていました。
ずーっと。
ずーっと。
映像を見ています。
エラーがわかりやすいように設定もするんですが。
ぼーっと見ていると、あ! 入ってた。
というのがなんとなくわかるようになりました。
そこからです。
悲劇です。
普通に映画を見ていると、エラー、見つけちゃいます。
ああ、集中力が途切れてしまう。
職業病だ!
なんて思うんですが。
そんな時は私はちょっとだけ、変態なのかもしれんと思います。
でも基本的に至って普通です。
私は私の得意を活かしていこう!
世の中、変態多いんですよね。
強者だらけ。
でもこれって勉強と同じなのかな?と思っていて。
「IQが高い人はこんな勉強の仕方をしている」
とかに踊らされて。
IQ高い人と私は違うべさ!
と思って自分が合うものに戻していく。
得意がある人に得意な分野を任せてしまう。
苦手は克服しない。
私にとっては苦手だけれど、そこの分野が得意な人がいる。
そこはそういう人に任せた方が良い。
私は私が得意としているところをやっていこう。
最近、こんな感じの考えに落ち着きました。
もうね。
私も言っていた立場だけれども。
学校で「苦手を克服しよう!」って言いすぎる。
苦手は苦手でいいんです。
自分の好きなこと、得意なことをもっと突き詰める方がとてもいい感じでいられるってことに気がつきました。
裾野を広げる人って大事なんです。
だから、変態クラスの人は変態クラスでもっととんがっていい。
攻めていっていい。
逆にやったことないよって人にちょっとやってみようよと広げる人。
私はそんな感じでいいかなって。
だからやったことない人から見たら変態に見えるかもしれなけれど、やっている人から見たら普通に見えるくらい。
そんな感じがちょうどいいようです。
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