日本の方がクレーム多いらしい 大学院生活#48

もう、3月になり、入学してから早1年。
アルバイトは昨年の9月末から始めたので、もうすぐ半年になります。

半年かぁ。
はえーなー。

ちなみに日本のファストフードのお店です。
米軍基地の中にありますが。
お客様はアメリカ国籍の方が多いですが。
未だに聞き取れない英語はありますが、基本的に接客は英語。
ま、決まった英語しか話しません。

最近、呂律が回ってなかったり、噛みまくっても聞きとってくれます。
音程で聞き取っているのかな?
だってちゃんと喋れていなくてもだいたい答えてくれます。

もちろん、注文に不安がある時、確認をします。

確認をすると、「Thank you!」とか「Perfect!」とだいたい笑顔で言ってくれます。

たぶん、日本だったらありえないと思うんですよね。

「ご注文繰り返しますね」

これって日本のお店だと当たり前ですよね。
なのに、今のバイト先のお客さんは笑顔になってくれる方が多いんです。


そして、私がクレームを受ける時は注文を間違って聞き取っている時。
クレーム言われた時は
「I’m sorry」
って言ってます。
アメリカではあんまり謝るな的なことは言われますが。
でも、ミスしたのは私だし。

そうしたら、いいよいいよ、的な答えが返ってきます。
ちょっとイラッとしているお客さんもいますが。
怒ってないんですよね。
そう、怒ってないんですよねー。
怒っているお客さんに私が会っていないだけかな?

でも、怖そうな人もいますが、基本的には怒ってないんです。

いくら英語がわかっていないなと相手に伝わっていたとしても、ものすごく辛抱強く待ってくれたり、オーダーが違うことを話ししてくれます。
そのあとニッコリ笑ってくれる。

そして、基本的に陽気な人が多いです。
電話してる最中にオーダーを言ってるし。
音楽にノってる人もいるし。
自由だなーって思います。
そして、ちゃんと話をすると笑顔になってくれる人が多いです。

私、日本のお店に入って店員さんに笑顔を返すってことはあんまりないです。
店員さんが高校生とかだと、頑張ってるなとか思って笑顔になる時はありますが。

基本的に私は「無」の顔してる。

オーダー確認されて間違っていたらちょっとムッとしてるかもしれない。

でも、今のバイト先だと逆に笑顔になるんだよなー。
「聞いてくれてありがとう」的なことも言われるし。

めちゃくちゃ忙しくって、人もいなくて。
めっちゃ待たせてしまう時もあります。

でも、辛抱強く待ってくれてます。
女性はいい加減にしてよってジェスチャーしてくる人もいます。
でも、その程度です。
軍の人って基本的に辛抱強い人が多いのかもしれない。

日本のお店だとまず待たせることでクレームが入るようで。
で、帰って行ってしまい、またクレームの電話がきて。
注文の品をお家まで持って来させるとか。
その他のクレームの電話がとても多いようです。

日本人っていつからそうなっちゃったんでしょうね。
元々からなのか?

三波春夫さんがおっしゃってる「お客さまは神様です」
基本的には世間一般で知られている意味合いと違うようですね。

それがその言葉だけひとり歩きしてしまって。
その言葉が勘違いされるということがなければ、今日本はこんなにクレーム多い国じゃなかったんじゃ? っと密かに思っていたりします。

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この記事を書いた人

元教師のビデオアンドフォトグラファー。北海道苫⼩牧市出⾝。2014 年あおもりムービーコンテスト知事賞受賞。教員を続ける傍ら、映画美学校初等科、⾼等科に通う。45歳にして東京藝術⼤学⼤学院映像研究科映画専攻編集領域に合格を機に教員を退職。2022年、同⼤学院を卒業する。現在、フリーで映像編集や映像制作、写真撮影を続けている。

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