終わらない本編集 大学院生活#64

本編集が終わらない。
書き出しても書き出しても色がとっても変になる。
もう、Blu-rayディスクを幾度となく書き出しした。
でも、やっぱり変だ。

映像をBlu-rayディスクにするにはやたらと時間がかかる。
書き出しをするのに4〜8時間かかる。
これで、QuickTimeの書き出しが終わる。
そのあと、Blu-rayに圧縮するためのイメージディスクを書き出す。
そこに2時間近く時間がかかる。
そして、出来上がったBlu-rayディスク。
そこからチェックして、ちゃんと書き出されていなかったら、振り出しに戻る。

この作業を幾度となくする。
それでもちゃんとしたデータが出来上がらないのである。

もう、無理だよ。
これでヨシとしようよ。
そんな色しかでない。

どうもモニターで見ている色と、大視聴覚室で見る色が全然違ってきてしまうのだ。

もう無理だ。

そう思っていたところ、意外な解決。
DCPを作る。だ。

DCPはデジタルシネマパッケージの略だ。
Davinci resolveで作れる。
書き出しもあっという間だ。
Blu-rayの時と違って、書き出し時間も1時間くらい。

なにこれ。
なんだったの? 今までの時間!
そのくらい思い通りの色が出るらしい。

そして、今回グレーディングをしている方が詳しい方に聞いた結果。

Blu-rayディスクにするグレーディングとDCPを作るときのグレーディングは変えるらしい。

そもそもBlu-rayディスクはRGBの座標軸で動かしていき、DCPはxyz軸という違う軸を動かしていかないといけないらしい。
なるほどねー。

……すみません。
全然わかりません!

とにかく、違うらしい。
そんなこんなで出来上がったDCP。

っと思っていたらまた違う問題が発覚!
それはまた次のお話。

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この記事を書いた人

元教師のビデオアンドフォトグラファー。北海道苫⼩牧市出⾝。2014 年あおもりムービーコンテスト知事賞受賞。教員を続ける傍ら、映画美学校初等科、⾼等科に通う。45歳にして東京藝術⼤学⼤学院映像研究科映画専攻編集領域に合格を機に教員を退職。2022年、同⼤学院を卒業する。現在、フリーで映像編集や映像制作、写真撮影を続けている。

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