大学院に入って映画の見方は変わったのか? 大学院生活#81

大学では全然映画とは関係ないものを専攻していたわけで。
そこから働き始めて。
「映像の作り方、社会人向けに教えてくれるところって少ないな」と思っていた。
殆どが東京だったわけだし。
地方にいたから、無理だよな。
そんな学校ばかりだった。

40を過ぎて上京すると、話は変わってくるわけで。
東京にいると学校には通えるわけで。
教員だったくせに定時退勤を目指して、学校帰りに学校に行くという生活を2年ほど過ごして。
そこから今の大学院を見つけました。

大学院の、映像研究科に入ったわけですから。
映画の見方、変わるに決まってるじゃないですか!

なーんて言ってみたいもんだ😅
変わりませんよ。
ただ、条件付きで変わります。
それは、映画に集中できなくなってきた時。

面白い作品だと
「あー、観終わっちゃった! 編集点とか考えずに観ちゃった😱」というのが大半です。
全然考えずに観ちゃいます。

ただ、集中できないなって作品だと、分析が入ってきます。
自分的に興味がなく、お話に入り込めないとか。
面白く感じられない時など。
そんな時は
「このシーン、よくこの角度から撮ったなー」とか、この「編集点ちょっと違う気がするな」とか。
よくあるのが「このシーン、これしか素材がなかったのかな?」と思っちゃうほど、ヤバい映像なんかも観られます。
有名な俳優さんが出ているような映画でも散見されます。

編集点だとか。音楽の入れるタイミングだとか。
音楽なしでどのくらいの間で編集されているのかなど。

学生のくせに!
はい。そうです。
逆に、学生だから、生意気でいこう! 的に。

でも、まだいいんです。
最後まで観てるんだから。

配信系のものは最後まで観ずにそっと閉じます。
うわって思っちゃった時はそうします。
ちょっと、ブレイクが必要だ。
観続けるには時間が必要だ、っと。

長く分厚い本を一気に読むのは無理だから。
ちょっとずつちょっとずつ、読んでいこう的に。
ちょっとずつ映画を観ていきます。
だいたいお話のラストは見えるわけじゃないですか。
そうするとグッと心を掴まれた作品は最後まで観ちゃうけれども、そうじゃないものはちょっとずつちょっとずつです。

その差ってなんだろうなーって思います。
時代とか、年齢とかもあるだろうし。

逆に何度も観てるんだけど、また観ちゃうんだよなーって作品もあります。
その辺は自分でコツコツと研究していこうと思っています。

さて、大学院生活は残り数えるほどとなって参りました。
それでも、修了制作はまだ完成していません。
コロナで撮影時期が移動したからです。
あと少しで怒涛の作業がやってくる。

その前に、猫ちゃんたちに会いに行ってきました!
猫ちゃんたちのポートレートをモノクロにしてみました。

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癒されましたぁ〜。
これで今後の作業も頑張れます。

3月にその作品をお目にかけます。
よろしければご来場ください。

東京藝大映画専攻修了制作展2022「About 270min」
【渋谷会場】
会期:2022年3月19日(土)〜24(木)
料金:前売券 •当日券700円 (1日券)

【横浜会場】
会期:2022年3月26日(士)、27日 (日)
会場:東京藝術大学横浜校地馬車道校舍
料金:入場無料 <事前申込制>
2月末頃よりご案内いたします。

◇特設HP、SNS
HP:https://16th.tuafilms.org/
Twitter:@geidaifilm2022
Instagram:geidai.eiga2022

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この記事を書いた人

元教師のビデオアンドフォトグラファー。北海道苫⼩牧市出⾝。2014 年あおもりムービーコンテスト知事賞受賞。教員を続ける傍ら、映画美学校初等科、⾼等科に通う。45歳にして東京藝術⼤学⼤学院映像研究科映画専攻編集領域に合格を機に教員を退職。2022年、同⼤学院を卒業する。現在、フリーで映像編集や映像制作、写真撮影を続けている。

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